男の育児休業、1日のタイムスケジュール(1ヶ月版)
嫁と次女が退院してから1ヶ月が過ぎ、予定がない日のタイムスケジュールが固まってきた。
7時
起床。朝食作り。
8時
家族たち起床。朝食。
9時
洗い物、洗濯、掃除、長女の着替えなど。
11時前後
フリー(長女と遊んだり、昼食のメニューを考えたり)。
12時前
昼食作り。
12時30分ごろ
昼食。
13時
昼食の洗い物。
13時30分ごろ
フリー(長女と遊んだり、夕食のメニューを考えたり、買い出しに行ったり)。
16時ごろ
洗濯物たたみ、夕食作り。
17時30分ごろ
次女の沐浴、長女と風呂。
19時前
夕食。
19時30分ごろ
夕食の洗い物。
20時ごろ
長女の歯磨き後、寝かしつけ。
21時ごろ
長女就寝。その後、フリー。
24時ごろ
就寝
このスケジュールのあいだに、次女のおむつ替えや寝かしつけが入ってくる。ツライのは、深夜の次女のお世話。次女は2、3時間おきにキッチリ母乳を欲しがり、泣く。このため、嫁や私は睡眠がコマ切れになるので"睡眠した感"をなかなか感じることができない。そして、次女の泣き声で長女も目を覚ましてしまうとさらに大変。カオス状態に。
こういったスケジュールで1日を過ごしていたら、この1ヶ月間、あっという間に終わっていた。
◆とにかく食事のことでアタマがいっぱい
この1ヶ月は、掃除・洗濯のほか、食事も全て私が担当した。この経験から強く感じたことは「あれっ?俺、さっきもキッチンに立っていなかったか?」という感覚である。
7時に起床して24時に就寝したとすると、活動時間は17時間。そのうち、洗い物も含め、キッチンに立っている時間は、だいたい朝1時間、昼1時間30分、夜2時間の計4時間半ぐらい。活動時間の4分の1をキッチンで過ごす計算になる。
これに加え、日中、何をするにもアタマの中は食事のことでいっぱい。朝食を食べながら昼食を考え、昼食を食べながら夕食を考え・・"リョウリ・ショクジ"という強迫観念が常に付きまとう。
現在は料理にも慣れてきたため、当初よりはこの強迫観念は薄らいできたが、それでもまだまだ食事のことでアタマがいっぱいの毎日だ。
この経験から学んだこと。
・朝・昼・夕の三食、家族の食事を作っている人は、凄い。
・冷凍食品メーカー、リスペクト。
・今後、嫁から朝食のときに、昼食もしくは夕食について相談をされたときには快く受け入れる。
・"リョウリ・ショクジ"強迫観念から抜け出せたときに初めて「料理ができる」と言えるのではないか。さらに、時短料理にまで手を出せたら最強。
◆自分の時間を確保するための工夫を考える
日中、長女が起きているときに自分の時間は持てない。長女は、テレビを見ているときにもこちらに目を光らせており、私がスマホをいじろうものなら、すかさず「パパも一緒に見る」とせがんでくる。
もちろん、ここで突っぱねることも可能だが「育休を取っておいて自分優先はどうなんだ」という自責の念が襲ってくる。そうなると、長女が寝静まった夜、もしくは家族が起きだす前の朝に自分の時間を作るしかない。
ということで、私は先月中旬から早めに起きて、家族が起き出すまでを「自分の時間」とすることにした。
「夜」ではなく「朝」を選んだ理由は、もともと私が朝型人間で、何をするにも朝のほうが捗るからである。
夜型人間に上手くシフトチェンジできれば、朝よりも自分の時間を長く取れるとは思う。21時過ぎに長女が寝てくれれば、24時に就寝したとしても3時間近くは自分の時間を持てる。
しかし、そのシフトチェンジは叶わなかった。慣れない家事続きで22時には疲れて眠くなってしまうことが多く、その後は何も手付かずになってしまう。「今日はどうしても!」なんて思って缶ビールなんて飲んでしまった日には、確実に寝落ちしてしまう。だから夜は頭を使うことはせず、テレビを見たりして"受け身の時間"として使っている。
この経験から学んだこと。
・育休中、自分の時間を確保しようと努めなければ、永遠にその時間はやってこない。
◆音声コンテンツと家事の組み合わせは効率良し
仕事をしているときと比べ、育休中は外の人と触れ合う機会が極端に少ない。そんななか、育児や家事にだけに追われてしまうと、世間の流れにどんどん疎くなる。自分から積極的に情報を取りに行かないと、取り残されてしまうのである。
そこで私は、家事の最中に音声コンテンツに触れるようにした。この組み合わせがとても良い。
以前にも書いたが、スマホはiPhoneを使っているため、イヤホンはAirPodsを使用。これまではカナル型のイヤホンを使っていたのだが、それでは家族と会話ができなくなるので、あえてインナーイヤー型を選んだ。
音楽やPodcastなど、耳だけで楽しむコンテンツはたくさんあるが、この1ヶ月間、色々と試してみて個人的に家事と相性が一番良かったのは「ラジオ」だった。これは私がラジオ局に勤めているということとは関係ない。贔屓目無しの感想である(はず)。ラジオリスナーには主婦(主夫)が一定層いることを自分が証明した形だ。
ラジオ番組の「生放送の空気感」を共にしながら家事をするのは、他の音声コンテンツとは違った面白さがある。特に、ラジオのニュース番組は、生放送との相性は良く、貴重な情報源にもなっている。
育休を取り、効率的な情報収集を求めているのなら、音声コンテンツを是非、オススメしたい。私はラジオがイチオシだが、Podcast、Voicy、音楽、音のみのYouTubeチャンネルなど、初めは気になったものならなんでも良いと思う。まずは聴きながら家事をすることに慣れることが重要だと思う。単純作業に陥りがちな食器洗いなどの気晴らしにもってこいなのだ。
私は今後、Audibleやオーディオブックを試そうと思っている。音声コンテンツはまだまだある。