ラジオ局の男が半年間、育休を取ってみた

ラジオ局・番組制作部勤務の男(33)が2019年4月から半年間の育休を取っています。その感想など。

閉店する馴染みの駄菓子屋「こどもや」にどうしても我が子を連れて行きたくなった話

茨城県東茨城郡茨城町で育った者にとって、衝撃的なニュースが飛び込んできた。

 

こどもや、8月末で閉店。

ibarakinews.jp

 

こどもや(通称・ガキや)は、いわゆる昔ながらの駄菓子屋なのだが、駄菓子以外にもプラモデルやおもちゃなどがたくさん売られていて、茨城町の子供達にとってはなくてはならない存在だった。

そして、ガキやの魅力はこれだけではない。店のレジ横には駄菓子などを保管している物置に通じる細い道があるのだが、実は一般のお客もそこに入ることができるのである。その道をくぐり抜けると、物置の一角を借りる形でアーケードビデオゲーム機が10台ぐらい置いてある「ミニゲーセン」があったのだ。

いま思うと、そのミニゲーセンは薄暗く、大人は屈まないと入れないぐらいの天井の高さだったため、子供にはたまらない「秘密基地感」に溢れていたのだろう。その雰囲気を目当てに、ガキやは茨城町の小・中学生の溜まり場となっていた。

 

私の家はガキやから自転車で5分もかからない所にあったため、小学校の頃は毎日のように通っていた。それこそ小学校4年〜6年生までの夏休みなどは朝から晩まで(昼食は60円のブタメンで済ませる)友だちとミニゲーセンに溜まっていたのだった。大人が踏み込めない「秘密基地」に心酔していたのだ。

また、漫画「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の登場で訪れた第二次ミニ四駆ブームの際には、ガキやは店の庭にミニ四駆のコースを用意してくれた。そこで日々、ミニ四駆のメンテナンスに勤しむのもガキやの楽しみのひとつだった(いま思い返しても、ミニ四駆のパーツ「ボールベアリング」600円は高すぎると思う。まぁ結局、ガキやで買っていたのだが)。

 

小学校が終わると、我々の合言葉は「ガキやに集合な!」。たまにではあるが、ガキやに集合したあとに別の駄菓子屋に向かうという明らかに矛盾した行動をすることも。ガキやはただの駄菓子屋ではなく、我々のハブ空港だったのだ。

 

そんな思い出の場所が閉店。

 

思い返すと、私もこの数年、いや、10年以上顔を出していないかもしれない。しかし、この閉店のニュースを知ったとき、居ても立ってもいられない衝動に駆られた。

最後にガキやを見納めたい。ガキやのおばちゃんに御礼を伝えたい。嫁や子どもたちに私を育ててくれたガキやを見てほしい・・・そんな思いが私の中にフツフツと湧いてきたのだ。

 

私が住んでいる流山からガキやまでは車で片道1時間半。高速代もかかる。予想はしていたが、嫁にこの想いをぶつけると大反対される。何故、イチ駄菓子屋閉店のために時間と金を使うのだ、と。ごもっともだ。

しかし、ガキやは私にとってただの駄菓子屋ではないのだ。私の幼少期そのものなのだ。

なんとか妻を説得し、承諾を得る。すまん、嫁。だが、ガキやは期待を裏切らないぞ。

 

車を走らせること1時間半。ついにガキやに到着。

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記事にある通り、新たな商品はもう仕入れていないようで、店の外にあったオモチャなどの展示はなく、どこか寂しい雰囲気。

そして、この張り紙。

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そうか、ガキやは本当に無くなってしまうのか。

 

店に入る。並んでいる商品は確かに少ない。が、店の外では感じられなかった20年前と変わらないガキやの「雰囲気」と「臭い」に包まれる。ダダ漏れるガキや感。一気に思い出が蘇る。

 

そして、ガキやのおばちゃんと対面。変わっていない。いや、失礼承知で申し上げると、月日が経った分、歳は重ねたように見える。しかし、私の中での「ガキやのおばちゃん像」はそのまま。なんとも言えない嬉しさに包まれる。

 

気持ちを抑えきれず「あの、20年ぐらい前によく通っていた小林なんですけど・・・」と自己紹介。

すると「ああ、小林くんか!」とおばちゃん。良かった、覚えていてくれていた。家族の前でメンツを保てた。

 

その後、家族そっちのけでおばちゃんと思い出話に浸る。

 

私がよく飲んでいた瓶のドクターペッパーはとうの昔に製造中止になった話。

 

週刊少年ジャンプ」の最新号を土曜日に売り出せるカラクリについて。

 

ミニ四駆は「ドル箱」だったという商売裏事情。

 

ガキやの名物「シャーピット」の正体。

(実はおばちゃんもよく分からないまま売っていたという驚愕の事実!)

 

などなど。

 

話が一段落したところで、改めて店内を見渡す。駄菓子はすでに売り切れ。残っているものは文房具などだった。

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その文房具たちは特価にて販売。
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懐かしのオモチャも特価に。箱に入った大物のオモチャもいくつか残っていた。
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プラモデルなども少し残っていた。私たちが通っていた頃から店奥に置いてあった日本丸のプラモデル。なんとここに来て成約済みの張り紙が。しかも破格の値段で落札。何故だ。

 

続いて、レジ横のミニゲーセンへ。このミニゲーセンも10年ぐらい前に閉めたとのことだが、どうしてもあの雰囲気を味わいたく、無理を言って通してもらう。

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ここに入ったことがある人にはお馴染みの頭ぶつけ防止用のクッション。子供を抱っこしながらだったのでうまく撮れなかったが、伝わるだろうか。当時のまま残っている。
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ミニゲーセン。アーケード機は撤去され、本来の役割である物置になっていた。しかし、我々ガキやフリークが何度も踏みしめていた足元の石道は当時のまま。たまにこの石道の間に50円を落としていたのが懐かしい。
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2台のテーブル型のビデオゲームは未だ健在。場所は駄菓子売り場のほうに移動されていたが、まだ動くというから凄い。懐かしの「吉本新喜劇麻雀」もあった。

ガキや最後の買い物で購入したものはこちら。

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ミッキーのビーチボールはプレミアが付いていそうな雰囲気。いい買い物をした。

 

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ガキやのおばちゃんとの一枚。この方に私の幼少期は支えられたのだ。

ガキやが無くなる前に家族とともに訪れることができて良かった。そして、おばちゃんに御礼を伝えられて本当に良かった。ありがとう、ガキや。さようなら、ガキや。

 

帰路。

長女・次女にとって「子どものときに通った懐かしの店」はいったい何になるのだろう。などと、なにかもっともらしいことを考えながら車を運転する。そんな私に助手席から嫁が一言。「昔ながらの駄菓子屋だったね」。おいおい、他に言うことはないのか。

我が家の子供のトイトレに有効なのはイメトレだった(あと、スタバ)

もうすぐ3歳になる長女のトイトレをゆる~く開始して4ヶ月。実は、一週間ほど前から家ではオシッコもウンチも漏らすことなくトイレに行けるようになった。

就寝時は念のためオムツをはかせるが、そのオムツにもオシッコはほとんどしなくなり、明け方に「トイレ行きたい」と起こされるように(これはこれで辛いのだが)。嫁と私の心の準備ができ次第、就寝時にもパンツをはかせたいと考えている今日この頃。

 

◆きっかけはスタバの「ピーチオンザビーチフラペチーノ」だった

今から3週間ほど前。自宅近くのスターバックスの前を通ると新商品の看板がデカデカと展示されていた。その名は「ピーチオンザビーチフラペチーノ」

www.starbucks.co.jp

桃の果肉がたっぷり入ったフローズン。桃好きの長女はこの看板にクギ付け。「アレ、飲みたい」と仰ってくる。そこで何の気なしに嫁が「トイレでちっち(オシッコ)できたら買おうね」と提案。長女は駄々をこねるかと思いきや「分かった」と二つ返事。この長女の反応に思わず嫁を目を見合わせたのを覚えている。

しかし、正直なところ、これでトイトレが前進するとは全く思っていなかった。

 

◆イメトレ導入

「ピーチオンザビーチフラペチーノ」の一件があって以来、長女の頭の中に「トイレでオシッコができれば桃の美味しそうな物が飲める」ということはインプットされたようで、スタバの前を通るたびに「ちっちできたら、アレ、飲む」とつぶやくように。

しかし、肝心のオシッコは10回に2、3回の頻度でオシッコが出た後に事後報告として言ってくることはあっても、事前にオシッコが出そうな旨を伝えてくることはなく、トイレにも連れていくことができないでいた。

そんな状況が続くなか、ある日の晩、いつも通り嫁が長女を寝かしつけていると、長女から「スタバピーチ、飲みたい」と言ってきたそう。嫁は「トイレでオシッコができたらね」と念を押し、深いことは何も考えずに「じゃあ明日、トイレに行くところを想像してから寝ようか?」と提案したそう。それを聞いた長女はなぜか大はしゃぎ。嫁が「じゃあ、まずはトイレに行きたくなったらママかパパに教えてね。その後、トイレに行って、オムツを脱いで、トイレに座り・・・」と細かくイメージさせるように聞かせると、さらに喜んでいたそう。次の日からは長女から「トイレのイメトレ、やる」と提案してくるようになったという。寝る前のルーティンとなった。

 

◆ついに長女から申し出が

イメトレを開始して一週間。日中、家にいると長女から急に「ちっち、行きたい」と申し出が。嫁と私、驚く。この一週間、出かける前やお風呂の前などの節目に長女をトイレに連れて行こうとしても拒否。まさか自分からトイレに行きたいと言ってくるとは夢にも思わなかった。

急いで2人がかりで長女をトイレに連れていき、便座に座らせると・・・出た。あれだけトイレでオシッコをすることを嫌がっていた長女からすんなりと。嫁と私、歓喜今でもそのオシッコは私の目に焼き付いている。素晴らしいアーチを描いていた。

長女は初めての経験に「このやり方で正解?」と言わんばかりの不安な表情でこちらを見てくるので「スゴイね!ちっちできたね!」と言ってあげるとようやく安堵の表情を見せた。

その後、手を洗い終えると即座に長女は「スタバ、行く」と仰ってくる。ここで約束を破ったら一生恨まれそうなので、約束通り、念願の「ピーチオンザピーチフラペチーノ」を買いにスタバへ向かった。

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夢中で飲む長女。

 

その後、長女の頭の中には「オムツにオシッコをすることは気持ち悪い」とインプットされたようで、家にいるときは確実にトイレでできるようになった。

外出時も「トイレ行きたい」と伝えてくる。キッズトイレがあるショッピングセンターなどでは急いで連れていくようにしているのだが、トイレに向かうまでの間、ちゃんと我慢してくれる。

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トイトレに重要だとされている「膀胱に尿がたまる感覚」がしっかり身に付いたようだ。

さらに、ウンチのときも長女から「トイレ、行きたい」と言ってくれるように。「排便=トイレ」という構図がすっかり頭に定着したようだ。

 

◆イメトレの効果とは?

こうして大きく前進した我が家の長女のトイトレなのだが、きっかけとなったイメージトレーニングは幼児に対して本当に効果的なのか?こんな記事を見つけた。

fqmagazine.jp

育児パパの味方「FQ JAPAN」の記事。この記事ではトイトレをスムーズに行う方法として、人形でトイレ遊びをしてイメトレをさせるやり方を推奨している。頭の中で考えるだけでなく、実際に手を動かしてトイレですることをイメトレさせるワケだ。このやり方を実践すれば、早ければ1日でトイトレが終わるそう(もっと前にこの記事に出会いたかった・・・)。

 

幼児にも効果があるイメトレ。その効果を検証した論文を交えて紹介している記事があった。

matubarahibefumi.com

以下、 記事内で紹介されている論文の部分を引用する。

この研究ではピアノやその他の楽器などの演奏経験がない男女9名を3人ずつ以下のグループにわけて実験を行ったものです。

① ピアノの実践練習を1日2時間5日間行った。

② ピアノには一切ふれずにイメージトレーニングのみ。実際の音や鍵盤を動かしているイメージのみで指は動かせない状態。

③ 実践練習もイメージトレーニングも行わない状態。

そして5日の実施期間を終えて、実際にピアノを演奏させてその正確性や精度を測った結果ですが、

もちろん1番上達を見せたのは①のグループ。

ですが、②のメンタルトレーニングを実施していたグループは③の何もしていないグループよりも、遥かに高いパフォーマンスを演じたのだそうです!

で、これだけでもすごいのですが、さらにすごい結果が!

それは、TMSという脳を測定する機会を使い脳を測定した結果、5日間の練習により、①のグループの脳が活性化されたことと同時に②のグループも同じように脳が活性化されていたというのです。

ということは、実際に練習していた人と、イメージトレーニングをしていた人で同じように脳が働いていたということです。

さらに、その5日間の練習後に②のグループのみ2時間の実際のピアノの練習をした結果、

なんと、①のグループとほぼ同レベルまで技術が向上したというのです!

つまり、イメージトレーニングは実際の練習を効率化させて、上達を促進する効果がまであるということです!

人間の脳、凄い。トップアスリートがイメトレを大切にしているという話はよくある話だが、ここまで効果があるとは。

今回はトイトレにイメトレを用いたが、今後、長女が運動で壁にあたったときなどに使えそうだ。幸い、長女はイメトレ自体にハマったみたいで、寝る前に必ず行う行事となった(今日はなぜか「イチゴになる!」と言ってきたので、イチゴになり切った)。今後も続けていきたい習慣だ。

まだ間に合う!盆休み、出掛ける場所に困ったら「しまじろうプレイパーク」へ

先日、新宿・京王百貨店で開催されている「しまじろうプレイパーク」へ行ってきた。

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www.keionet.com

 

長女は1歳過ぎた頃からしまじろうにハマっていて、毎週土曜にテレビ東京で放送されている「しまじろうのわお!」は欠かさず見ている。

その中でちょくちょく紹介される「しまじろうプレイパーク」は、どこかに常設されているわけではなく、全国の百貨店などで期間限定で展開されている。番組で取り上げられる度に長女は「コレ、行きたい」とアピール。近くで開催されるのを待っていた。そして、ついに新宿で開催。満を持しての参加となった。

 

◆混み具合は?

我が家は開催初日の8/8(木)に行ってきた。まだお盆休み前なので空いているだろうと思っていたのだが、甘かった。

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メチャ混み。完全入れ替え制で、各回定員300人の6回交代。つまり、1800人で締め切りとなる。私が会場に着いたのは13時前だったのだが、13:30からの回は売り切れ。仕方なく15時からの回を購入した。

午後より午前の方が混むとのことなので、午前の回を希望する場合はそれなりに早く行かないと希望通りにはなかなかいかないかもしれない(ちなみに、お盆休みに突入した今週は10時前から並んでも15時の回以降しか購入できない混み具合とのこと。何時から並べばいいのだ・・)。

入場料は大人は600円、1歳以上の子供が800円。この金額で70分遊べるので、ショッピングセンターによくあるプレイルームよりは少しお安め。

ベビーカーは入れないため、会場入り口近くのベビーカー置き場を利用。我が家は私が長女を、嫁が次女を抱っこしながら入場。

 

◆待っている間はスタンプラリーがある

開場までの待ち時間は百貨店の計らいだろうか、京王百貨店の中を回るしまじろうスタンプラリーがある。

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これが結構な時間潰しになる。しまじろうプレイパークは7階にあるのだが、スタンプラリーは階をまたぐ仕組み。地下1階から7階まで移動しなければならない。

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スタンプポイントを見つけると長女は一目散に走る。子どもはスタンプが好き。

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スタンプを全部集めるとしまじろうの限定シールがもらえる。これも子供にとっては嬉しい。

 

ちなみに、各回とも開場30分前ぐらいからは入り口付近に列ができる。お目当はしまじろうとのグリーティング。我々も列に並び、しまじろうとのグリーティングに一目散に向かえるように待機。

 

◆内容は?

まずは、しまじろうとのグリーティングを目指して開場と同時にダッシュ今回の新宿会場では一番奥にその場所が設けられていたため、ちょっと迷ったが、なんとか無事にグリーティング場所に到着。3番目を確保することができた。

 

それから待つこと10分程度。
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しまじろう登場。娘はしまじろうを間近で観ることができて大興奮。
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「しまじろう、おっきい!」とも。それは言っちゃいけないやつ。

ちなみに、着ぐるみはしまじろうのみで、その他のキャラクターとの写真は会場の至る所に設置されている人形との撮影になる。

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ガオガオさん。

 

続いて、みみりんのちゃれんじ商店街。

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野菜やパンなどをカゴに詰め、レジごっこができる。

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こちらも大人気。
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にゃっきいのドキドキ森。
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こちらは時間制限(10分程度)が設けられているアトラクション。中には迷路やブールポールがある。こちらも入るのには列に並ぶ必要がある。

 

会場でしか販売していないオモチャで遊べるスペース。
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「コレ、欲しい」という気持ちが伝わってくる集中ぶり。商売上手。

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商品は会場を出てすぐのところに売り場が設けられていた。

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このほかにも、とりっぴいやはなちゃんのアトラクションなど。個人的にツボだったのはしまじろうの歴史年表。

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今は亡き、らむりんの姿も確認できた。

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◆全体を通しての感想

子供に大人気のしまじろう。自分の子供がしまじろう好きなら一回は足を運びたい。しかし、いくつか気になる点も。

まず、会場の大きさに対して定員が300人は多いと感じた。人気アトラクションの「みみりん商店街」は常に人がいっぱいで思うように移動できない状態が続き、「にゃっきいの森」も入場に15〜20分は待たなければいけなかった。

そして、しまじろうのグリーティング。こちらも並ばないと参加できないため、並んでいる時間は他のアトラクションでは遊べない時間となってしまう。70分という時間制限があるなかでこれは痛い。また、肝心のグリーティングも一瞬なので2ショット写真を撮ることはできない。我が家はスマホの動画をずっと回して、ハイタッチの瞬間をなんとか収めた。

 

これらの感想は、人が集まりやすい新宿会場、そしてお盆休みということが重なって感じたものかもしれない。しかし、まあ、疲れた。しまじろうの人気、凄い。

 

来週19日(月)まで開催。この土日も混むことが予想されるが、気になる方は是非。

 

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育休中に資格を取ることは可能なのか?

先日、とある資格試験を受けてきた。

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マーケティング・ビジネス実務検定」C級。

www.marke.jp

場所は高田馬場にある東京富士大学。久々の上京に少し緊張。結果は9月初旬に発表。

 

◆なぜ、資格を取ったのか?

育休に入る前に「もし時間に余裕を持てるタイミングがあるなら何か資格を取りたいなぁ」と漠然と考えていた。しかし、資格の勉強にばかり追われて、家族の時間を疎かにしては本末転倒。あくまで優先事項は「子育て」なので、マスト事項としては考えていなかった。

そんななか、育休を取り始めて3ヶ月頃。生まれた次女の首もすわり、育休中の時間間隔にもだいぶ慣れ、毎日1〜2時間程度だったら資格の勉強を捻出できることが見えてきた。そこで、以前から興味があった「マーケティング」の試験を探してみるとちょうど良い難易度のものを発見。受験を決意した。

 

◆勉強をしてみた感想

以前にも書いたが、私は朝方人間なので、勉強は主に家族が起きだす前に行った。

www.namahideki.com

寝室には妻と長女、リビングには私と次女。次女がお腹が空いて泣き出したら、長女を起こさないよう、嫁をそっと起こしに行くスタイル(我が家は完全母乳)。

嫁としては、寝てる最中、私が次女を見てくれているという安心もあり、深く眠れたという。思わぬところにメリットがあった。

正直、もう少し勉強を続けたいタイミングで家族が起きてくることもあった。しかし、ここは我慢。内心「まだ練習問題の丸付け途中なんですけど!」と思いつつも「おはよう!」と爽やかな夫を演出。心の声が顔に出ていなかったことを祈る。

 

◆結論。育休中に資格を取ることは可能なのか?

可能。しかし、工夫がいる。

絶対に必要なのは妻からの理解。妻にとっては赤ちゃんが一番大事。その赤ちゃんが「何かしら不利になるような状況」を作ることは育休を取っている夫がしてはいけないことだと思う。

受験勉強は自分の時間を確保しなければならない行為なので、これによって家族、そして生まれたばかりの赤ちゃんにデメリットがないことをちゃんと精査してから受験を決めた方がいい。なぜ資格を取りたいのか?その資格を取るメリットは?勉強時間はどの程度、必要なのか?等々を自分の中で整理し、妻に説明できると不安が解消されると思う。

幸い、私の妻は今回の受験をあっさりOKしてくれた。勉強時間をそこまで必要とせず、独学のみで勉強できるものだったことが大きかったように思う。。これが「何度か勉強会に通う必要のある資格」や「勉強時間が膨大に必要な資格」だった場合は、話がスムーズにいかなかったかもしれない。

とはいえ、試験当日は半日は家を空けることになる。このあたりは事前にしっかり妻には伝えた方が良いと思う。

 

◆最後に

この記事は育休中に資格を取ることを推奨するものではない。育休は子ども、妻、家族との時間が最優先だと思っている。

しかし、もし長期の育休が取れ、時間に少し余裕が持てるようなら、その時間を「資格の勉強」にあてるのは選択肢のひとつになるかと思った。妻側も、夫がいることを利用して以前からやってみたかったこと等に挑戦してもいいかもしれない(もちろん、余裕があれば!)。

 

私が勉強をし始めたことによって感じたメリット。

①生活にメリハリができた

恐らく、勉強時間を捻出するために一日のタイムスケジュールを考え始めたことが要因。家族との時間を以前よりも大切にしようという気持ちも強くなった。

②気分転換になる

私にとってマーケティングは未知の領域だったということも大きいかもしれないが、知らない世界を少しずつ学ぶことができて、いい気分転換になっていた。

②朝から長女とコミュニケーション

朝、勉強をしている最中にたまに長女が早めに起きてくることがあった。私が勉強している姿を見て長女が「○○(長女の名前)もやる!」と一緒にテーブルに座り、長女は塗り絵、私は勉強。いま思うとなかなか贅沢な時間だった。ただ、長女はすぐに「お腹空いた」と仰り、長時間は続かなかったが。

 

ここまでつらつらと書いてみると、私にとって育休中の勉強は非常にメリットが大きかったように思う。しかし、ここでひとつ思うのが、長期の育休を取る男性社員に対して会社側が「時間はたっぷりあるだろうから、資格のひとつやふたつ、取ってこい!」的なことを求めないようにしてほしいということだ。

家庭の事情はそれぞれ。産後の痛みがずっと続く女性も人もいるし、ホルモンバランスの変化などで起こるとされる「産後うつ」などもある。

www.24028.jp

これらを支えるのが育休中の夫の務め。育休はどこまでいっても子育てメインであってほしい。

完全個室の設置型授乳室「mamaro」は男性も使えるのか? ⇒ 使える

生後3ヶ月を迎えた次女をベビーカーに乗せて買い物をしていると、 次女の下腹部から何かが爆発したのかと思うほどの音で排便がなされる音が聞こえる。健康でよろしい。

「早急にオムツ替えを」と思っていたところに目に入ってきたのがこちら。

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設置型授乳室「mamaro」。

www.trim-inc.com

この半年ぐらいでメディアでもたびたび取り上げられ、知名度上昇中のこの授乳室。私が住んでいる千葉県流山市や隣の柏市のショッピングセンターにはテスト運用と題して早くから導入されていた。しかし、私の嫁もまだ使った経験がなく、どんなものなのか分からずにいた。

 

試しに覗いてみる。

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授乳だけでなくオムツ替えにも使ってよいとのこと。そして男性も使用可。知らなかった。早速、入ってみる。
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中は一畳ほどの広さ。照明はオートセンサーで点くので、乳児を両手で抱っこしていても安心。
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モニターが付いているのには驚いた。テレビ番組を観ることはできないが、オリジナルのコンテンツが今後、観られるようになるという。私が利用した2019年7月5日時点では目を引くようなものは流れていなかった。
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モニターの脇には荷物を掛けられる。乳幼児と外出する際は大きめのリュックやトートバッグなどを使う方が多いはず。その際に、荷物を掛けられるのは有難い。
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電源も完備。スマホの充電などに使えそう。
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この白いパットを指で操ってモニターを操作する。慣れるまでには少し時間がかかるか。

 

肝心のオムツ替え用の設備だが、トイレでよく見かける「開閉式のオムツ替え用の台」のようなものはない。しかし、固定されたソファ椅子とキャスター付きの椅子があるので、それらを組み合わせて子どもを寝かせ、オムツを替える。私も生後3ヶ月の次女で試したところ、十分な大きさだった。恐らく、オムツが外れる3歳前後まで使用しても問題はなさそう。

但し、「オムツ替え専用の台」ではないので、子どもを固定させるベルトがないので要注意。この点は今後、改善していただきたいと思った。

 

■「mamaro」の運営会社は?

横浜に本社を構える「Trim株式会社」という企業。

www.trim-inc.com

長谷川社長のインタビュー記事はこちら。

www.dreamgate.gr.jp

記事によると、近年、商業施設に授乳室を設置する動きはあるものの、長谷川社長は、

「あったとしても施設内に1カ所程度。その多くはカーテンで仕切られたスタイルで、プライバシーの確保が難しい。また、そもそも女性専用のため、男性がベビーケアできないという問題もあります。外国人への対応もまだまだです」

と問題点を指摘。私も子どものオムツ替えのために授乳室に入ろうとすると「男性入室禁止」で、致し方なく嫁にお願いした経験がある。これらを解決するために「mamaro」を開発したという。

さらに、記事内で目を引いたのが、

同社の調べでは、実に97.3%のお母さんが、外出先で、授乳施設などを探せなくて困った経験を持っているという。国内に設置されている授乳室は約2万カ所、赤ちゃん100人に1人分程度の割合だ。夏の炎天下や冬の寒さの中で授乳室を探しまわるのは大変だし、授乳ケープをかぶせての授乳も赤ちゃんに我慢を強いることになる。授乳には平均20分程度かかる。外出先で、困っているママたちは本当に多いのだ。

 という部分。こうした数字をみると、授乳施設を充実させることが世の子育て世代を大きく助けることになることが分かる。

実際、私も初めての場所に行くときは必ず事前に授乳室やオムツの替え場所を調べてから行くようにしている。感覚としては、2000年代前半までに建てられた施設は、授乳室などの設備が整っていないことが多いように感じる。あったとしても後付けで「無理やり作った感」があり、施設内の不便な箇所にあることが多い。そんなときにこの「mamaro」があると、子育て世代にとっては大変ありがたい。

 

この企業のもう1つの大きな柱となっている事業は「Baby map」というアプリ。全国の授乳施設やおむつ交換台、「mamaro」の位置情報も検索できる無料アプリだという。

babymap.jp

記事によると、近い将来、スマートフォンから空き状況の確認や予約機能も付加する予定だという。私も早速、ダウンロードしてみた。

 

「mamaro」の今後の展開は?

私が実際に「mamaro」を使ってみて、一番目を引いたのはモニター。こちらが今後、どんな展開になっていくのか楽しみである。

記事の中で、長谷川社長はモニターでの広告について言及している。

「『mamaro』の利用者は、ほとんどが女性です。しかも利用時間は約20分と長い。広告主にとっては、ターゲットを絞りやすく、授乳室のモニターを通して、長時間CMを流すことができるというメリットがあります。子育て世帯、とりわけ乳幼児を持つママたちは購買機会が多いので、子供用品、住宅、保険、車などを扱う企業からのニーズが大きいと考えています」

確かに、これはニーズがありそうである。

さらに、記事では、モニターの別の利用方法についても触れている。

「商業施設内のショップや商品情報を表示し、ショッピングへの誘導や、購入品のレジでの受け取りなど、付加価値の高いサービスの提供が可能です。同時に、地域の子育て情報、医療の遠隔相談、育児相談など、さまざまな使い方も想定しています。『mamaro』は、総合的なキッズケア・プラットフォームとして機能するでしょう

是非、実現させてほしい。

もっと言えば、「mamaro」は男性でも使えることをもっとアピールして、育児パパの情報プラットフォームとしての役割も担っていただきたい。

育休を取ってみて感じたのは、パパとママの育児情報格差男性の育休が注目され始めたのがこの10年ほどの話なので致し方ない部分はあるが、これからはパパ同士のコミュニティも必要になってくるはず。「mamaro」にはそのポテンシャルがあると感じた。

2019/6/30 ザ・持つべきものは友

きょうは大学時代の友人が次女の出産祝いで家まで来てくれる日。朝から掃除などに勤しむ。

 

午後。友人たちがもうすぐ最寄りの駅に着くとの連絡が。長女とともに迎えにいく。

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通り道のTSUTAYAにDVDを返しに行く長女。ちゃっかりしている。

 

駅に着くと懐かしい面々がちょうど改札から出てくるところだった。一気に学生時代に戻る。

長女はオジサンたちを見て、面白いと思われたいのか、変顔をしながら「ABCの歌」を歌う。それを見た友人たちから「こんなに狂気を感じるABCの歌は初めて」との言葉をもらう。有難い。間違いなく長女は私の子だ。

 

家に着き、次女と初対面の友人たち。
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はしゃぐ友人A。来てもらってなんだが、やめてほしい。

友人たちは嫁とも顔見知り。近況を報告し合う。そして、離乳食器セットやお包みなどの出産祝いをいただく。わざわざ持ってきてくれるとは。本当に有難い。

1時間ほど子供たちと戯れてもらう。

 

その後、これで帰らせてしまっては寂しすぎるので、嫁と子供たちを家に置いて、友人たちと近くの居酒屋へ。この日のために「嫁からの信頼ポイント」は貯めてきたつもりだ。

 

来てくれたメンバーは未婚が多いということもあり、居酒屋では家庭や子育ての話はほとんどせず、学生時代の思い出話や仕事の話、恋愛の話など、独身時代と変わらない内容の話をする。

育休取得から3ヶ月、嫁以外の話し相手といったら幼児教室やプレ幼稚園の保護者の方々や先生がメイン。当然、話す内容は「子育て」の話。たまに両親と電話するときも、もちろん子どもの話。そして、嫁と話すことも子どもの話がほとんどだったように思う。

そんななか、育休取得から3ヶ月経つこのタイミングで、友人たちと子供のこと以外の話ができたのはとても新鮮で、心が軽くなるのを感じた。きっと無意識のうちに子供のことで頭が一杯になっていたのだろう。今日という日がなかったら、もしかしたらあと3カ月の育休を走り抜けなかったかもしれない(まだ終わってないが)。そう思わせてくれる充実した時間だった。同時に、私は周りの人に生かされているということを改めて痛感した。

結局、3軒ハシゴ。栃木から駆けつけてくれた友人もほぼ最後まで付き合ってくれる。有難い。素敵。

 

22時に帰宅。嫁は寝ずに待ってくれていた。「嫁からの信頼ポイント」は貯まっていたようだ。一人で子供たちを寝かしつけるのは大変だったろう。感謝。

その後、メチャクチャ酔っぱらいながらテレビで放送されていた「君の名は。」を鑑賞。酒の力も相まって、映画館で一度見ていたにも関わらず、エンディングで涙。なんだか素敵な一日だった。

2019/6/29 圧巻の幼稚園祭

きょうはプレに通っている幼稚園のお祭り。大規模な幼稚園のため午前と午後の二部制になっており、通っているクラスで振り分けられる。長女のクラスは午前に振り分けられた。

長女には昨日から「明日は幼稚園のお祭りだよ!」と事前にテンションを上げていたため、朝から前のめり。よしよし。

 

9時に入場開始で、我々が着いたのは9時過ぎ。

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12時まで午前の部は行われるにも関わらず、9時過ぎでこの人の入り様。このお祭りは園の行事としても大規模なものらしく、我が子のためにビデオカメラを持ったお父さんの姿が多数。これが幼稚園の行事というやつか。
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まずは、いつもお世話になっている先生が担当しているだんごむしレースへ。
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地味だが盛り上がる。だんごむしは体が大きい方が例外なく速いことを学ぶ。
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続いて、長女が好きなディズニーが施されているアトラクションへ。
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アルミホイルの中にビー玉を入れて、様々なコースを走らせる。
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お気に入りはシンデレラ城だった模様。何度も転がす。

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祭りといえば金魚すくい。長女、初金魚すくい。2歳児には金魚の動きは速いらしく、全く取れない。悔しそうな長女。途中で諦めたのか、水のみをすくうという謎の遊びを始める。
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一番人気のヨーヨー釣り。
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懐かしい雰囲気。
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私も思わず身を乗り出して挑戦。

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プラバン作り。長女お気に入りのトーマスに色を入れていく。実は私、プラバンというものを知らずに生きてきた。まさかあんなに激しく縮んでキーホルダーサイズになるとは・・

 

その他、松ぼっくりを使った工作や、太鼓の演奏など充実の内容。あっという間に時間が来てしまった。こうした懐かしい時間を過ごせるのも子育ての醍醐味なのかもしれない。