ラジオ局の男が半年間、育休を取ってみた

ラジオ局・番組制作部勤務の男(33)が2019年4月から半年間の育休を取っています。その感想など。

「嫁との面会の頻度は事前に話し合っておくと楽」など(2019/4/1〜4/7の感想まとめ)

◆どんな手続きを経て、半年の育児休業を取ったのか?

友人から質問があったので、まとめておく。

私は、今回の半年間の育児休業「有給休暇」と「特別積立休暇」の合わせ技で取得した。

私が会社に提出した書類は以下の3つ。

 

①有給休暇申請書

育児休業申請書

③特別積立休暇申請書

 

まず①。有給休暇を取るための申請書。私がこの2年間で取得していなかった有給休暇はおよそ1ヶ月分あったので、育休初月の4月は有給休暇でまかなうことにした。

 

次に②。これは「育児休業をいつからいつまで取るか」を会社に伝える申請書。

①で説明した通り、私は4月の1ヶ月間を有給休暇でまかなえたので、5月から9月までを育児休業として申請した。

 

最後に③。これは会社によって規定が違うようなので確認が必要。

「特別積立休暇」とは、2年間で消滅する有給休暇の残日数を、企業が定める所定日数まで積み立て、使用目的に合致した場合(家族の入院・介護・出産など)に取得を認める任意の制度のこと。

※参考「月刊総務オンライン」

www.g-soumu.com

この「特別積立休暇」という名称も企業によって異なるようで、「安心ストック休暇制度」「失効年休積立制度」などと名付けている企業もあるようだ。

私が所属する会社では、この制度があった。総務部が日数を確認してくれた結果、5ヶ月分以上溜まっていることが分かったので、今回の育休で使うことにした。

 

まとめると、私は4月は「有給休暇」、5月~9月は「特別積立休暇」、この2つを合わせて半年の育休を取った。そして、これが私にとって一番重要だったのだが、「有給休暇」「特別積立休暇」はどちらも欠勤扱いにはならないので、毎月の給与がいただける(賞与は無し)。

育休中の給与などについてもっと詳しく知りたい方は、こちらのサイトがよくまとまっているので、ご参考に。

ie-men.jp

 

◆嫁との面会の頻度は事前に話し合っておくと楽

産後、入院している嫁とはどれぐらいの頻度で会いに行くべきか。これは入院する前に妻と事前に話し合っておくと楽だということを学んだ。

 

仕事をしながら出産を迎えたパパだと、入院中、毎日面会に行くことも容易ではないだろう。しかし、夫としては嫁と生まれてきた赤ちゃんのことが気になるし、今後の嫁との良好な関係を築くためにも「毎日嫁に会いに行かなければ」と考える方も少なくないと思う。里帰り出産の家庭では、会いにいく時間の捻出に加え、交通費などもかかってくる。

 

だが、「夫に面会を求める頻度は人それぞれ」だという。

 

入院中、ママたちは生まれて間もない赤ちゃんの世話で忙しいし、そこにプラスして父・母、義父・義母、親戚、友人などの面会が入ってくる。何より、出産で使った体力を回復させなければいけない。

 

そして、夫は夫で、面会に行っても、正直、やることがないのだ。もちろん、妻と顔を合わせて、一日にあったことや赤ちゃんの様子を聞くことは重要だ。そして、妻の精神的なケア。このあたりが夫としての力量が試されるところ。

しかし、これ以上の実務的な部分で貢献できることはなかなか少ない。食事制限があるのでお土産を持っていくこともできないし、衣類なども病院が面倒を見てくれる。私が今回の入院中に貢献できたことといったら、むくんでしまった妻の足をマッサージしたことぐらいか。

 

今回、私は入院前に妻から、

・無理して毎日会いに来なくてもいい。

・この機会に私の父・母に長女の顔を見せに行ったら喜ぶんじゃないか。

・何か必要なものが出てきたら都度、連絡をする。

と言われていたので、気持ちを楽に保てた。

 

とはいえ、「出産は共同作業だから毎日の面会は当たり前」「夫に父としての自覚を持たせたい」などの理由で、毎日会いに来てほしいママがいるのも事実。

 

無駄なケンカを回避するために入院する前の「面会の頻度のすり合わせ」をおすすめしたい。