ラジオ局の男が半年間、育休を取ってみた

ラジオ局・番組制作部勤務の男(33)が2019年4月から半年間の育休を取っています。その感想など。

2019/6/2 従妹の結婚式。しかし、記憶が曖昧

きょうは従妹(母の弟の子供)の結婚式。埼玉・大宮の式場へ。

 

従妹とは7つ違い。私が中学に上がるぐらいまでは半年に1回は会い、よく遊んでいたのだが、お互い部活や習い事が忙しくなると、その頻度は減っていった。

しかし、幼い頃に遊んだ記憶がお互い色濃く残っているのか、3年前に私が挙げた結婚式にも出席してくれ、付かず離れずの関係が続いていた。その従妹が結婚。そして式にお呼ばれ。なんとも感慨深く思っていた。

 

今回の式、従妹は私たち家族全員に声をかけてくれたのだが、生後2ヶ月の次女を出席させるのはさすがに気が引けたので、長女と私の2人が出席することに。とはいえ、親戚一同が会する機会もそう滅多にあるわけではないので、嫁と次女も式場まで行って親戚には顔を見せ、式の最中は隣のカフェで待機するという荒業に出た。

いま思えばこの選択がいけなかった。注意すべきは生後間もない次女ではなく、長女だったのだ。

 

式場は大宮駅から車で10分かからないぐらいの好立地。それにも関わらず、木々に囲まれた自然豊かな素晴らしい式場だった。

親族の顔合わせはチャペルの中で行われた。

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天井が高い、素敵なチャペル。ここで長女がひと暴れ。新郎の親族紹介のときには笑みを見せる余裕があったが、我々新婦側の紹介になった途端、表情が一変。

幼いながらにも自分の紹介の順番が迫ってくるのが分かったのだろう。自分で名乗らなければいけないワケでもないのに、持ち前の恥ずかしがり屋気質が発揮され、長女の紹介まであと2人というところで泣き叫ぶ。高い天井に反響する長女の叫び声。この天井はこういう用途のために設計されたわけではないはず。

式場スタッフの方々にも協力してもらったが泣き止まず。結局、その後の集合写真撮影の途中で私と長女はチャペルの外へ。写真、写ってるといいなぁ。

 

その後、外で長女は一旦は落ち着くも、挙式直前にまたぐずつき始めたため、カフェにいる嫁に助けを求める。

日中の次女は寝てしまえばそこまで手がかからないため、ここぞとばかりに本などを持ってきていた嫁の予定はあえなく撃沈。本当にすまぬ。

 

その後の披露宴はご飯で釣り、なんとか長女を出席させることに成功。
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長女の好きなものばかり。よしよし。バクバク食べる。

しかし、満腹になった後の長女はマリオのスーパースター状態。ところどころで「ママに会いに行く」などとワガママを宣う。制止しようものならば泣き叫ぶので、しょうがなく披露宴会場と嫁がいるカフェを往復するハメに。恐らく、ゲストのなかで一番式場に詳しくなったのは私の筈だ。

 

そんなこんなでバタバタしまくりだったので、どんなものを食べたのかあまり覚えていない。料理が美味しいと評判だった式場だけに、くやしい。ただ、美味しいかったことは確か。

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かろうじで味を覚えている「黒毛和牛ヒレ肉のロッシーニ」。美味しかった。

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デザートのアイスを食べてご機嫌の長女。

長女が小学生ぐらいになって親戚一同が集まったら、今日のことは絶対にネタにすると心に誓う。

 

披露宴の途中、新郎や新郎親族に親族写真撮影の際の不手際を謝罪に行く。しかし皆さん、嫌な顔ひとつせずに「可愛い子だね」なんて言ってくれる。新郎のお母さんに関しては「大人がたくさんいるなかで緊張しちゃったのかもね。可哀想なことをしちゃったわね」などと、長女にフォローを入れてくれるというお心遣い。従妹は良い人と結婚したのだな、と安心。

 

嫁と私は本当に、マジで、すごく疲れたが、親族の笑顔、そして従妹の笑顔を見ることができて、とても良い一日だった。

 

帰り。新郎の親族も含め、色々な人から「最後までよく頑張ったね。エライね」と褒められ、気を良くして笑顔で手を振りながら式場を後にする長女。なんやねん。